Hint for Life ~身近な花粉対策~

 今月は、花粉症の本格シーズン到来ということを踏まえ、花粉症について少しお話ししたいと思います。

 関東地方では、2月になるとスギ花粉の本格シーズンを迎え、5月ごろまで飛散が確認されています。スギだけではなく、3~4月はヒノキ花粉も飛散するため、両花粉に悩まされている方には、辛い季節かと思います。

 花粉症はアレルギー疾患であるため、原因物質であるスギ花粉やヒノキ花粉に全く曝されないで生活できればいいのですが、それはほとんど不可能に近いと言われています。

 現実的な対応策としては、まず、花粉の多い日や時間帯には外出しないことです。気温が高い日、空気が乾燥して風の強い日、雨上がりの翌日などは飛散量が多くなるので要注意です。また、飛散の多い時間帯は、昼前後と夕方ですので、どうしても外出しなければならない場合は、この時間帯を避けるように心がけましょう。外出時にはマスクやメガネを使うなどして花粉の曝露を極力避けることも大切です。マスクは花粉症の症状を緩和するためにとても役立ちます。マスクをするだけで、鼻粘膜中の花粉の数量を1/3以下に減らせることがわかっています。また、衣服ついた花粉を室内に持ち込まないために、花粉の付きにくい服装を選ぶようにしましょう。帰宅時には家に入る前に衣服に付いた花粉を払うことも忘れずに行い、帰宅後は洗髪や洗顔で花粉を洗い流すことが有効とされています。帰宅後すぐに入浴してしまうのもよい手段かと思います。

 医学的な話をしますと、発症する1週間くらい前までに耳鼻咽喉科の受診を済ませておくと、本格的な発症前から薬を使用することができ、それによって、本格的な症状発現を遅らせることができたり、症状の重症化も防ぐことができるので、結果的に花粉シーズンを短く、楽に過ごせるかと思います。毎年、発症して辛い思いをする方で、前もって受診したことがない方は、是非一度、前もって受診してみてください。

 スギ・ヒノキの花粉症の方には、辛い時期が始まりましたが、小さな対策を積み重ねて、辛い時期を乗り切りましょう。

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